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2026.4.17

【掲載会社インタビュー】新宿中村屋

― 新宿中村屋が挑む、オフィス常設型のスープの社食サービス「Office Stand By You」 ―

働き方の多様化が進むなか、オフィスにおける「食」の在り方も変化しています。
限られた休憩時間、オフィスビルのエレベーター混雑、外出しづらい立地、そして物価高騰。そうした環境の中で、社員の健康と満足度をどのように支えるかは、多くの企業様にとって共通の課題となっています。
こうした課題に対し、新宿中村屋が立ち上げたのが、オフィス常設型のスープの社食サービス
「Office Stand By You」 です。
今回は、本サービスの立ち上げ背景や、中村屋ならではの強み、導入企業様・利用者からのリアルな反応、そして今後の展望についてお話を伺いました。

毎日頑張るオフィスワーカーに寄り添う「スープ」という選択

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― 「Office Stand By You」は、どのようなサービスなのでしょうか?

「Office Stand By You」は、オフィス常設型のスープの社食サービスです。
スープは常温保管が可能で、電子レンジで約90秒加熱するだけ。スプーンやスープカップなどの備品も提供され、キャッシュレス決済にも対応しています。
福利厚生としての食事提供にとどまらず、健康経営を支える仕組みとして導入いただくケースも増えています。商品は製造日より1年間の賞味期間と長く出荷日を含め3か月以上のものが届きます。普段は社食サービスとして利用いただきながら、もしもの際には非常食としても使えるローリングストックとして活用されている企業様もいらっしゃいます。冬場はもちろん、夏場の冷房で冷えた身体を温める「温活」として利用されることも多く、日々の業務の合間に“ほっと一息つける存在”として、オフィスの日常に自然に溶け込んでいます。

なぜ中村屋が「オフィス向けスープ」だったのか

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― このサービスは、どのような背景から生まれたのでしょうか?

本サービスは、2024年1月から若手・中堅が中心の新規事業創造プロジェクトとしてスタートしました。
当初からオフィス向けサービスを想定していたわけではなく、「中村屋がやる意義のある新しい事業とは何か」という問いから始まっています。中村屋は肉まんやあんまんなどの中華まんでの冬場の商品イメージが強かったため、一時は夏向けの商品としてアイスを検討したこともありましたが、それでは“ものづくり”にとどまってしまいます。商品ではなく、「事業」として本当に必要とされるものは何かを考え直す中で、視点は「働く人の日常」に向いていきました。
当時、当社の東京事務所の移転に伴い社員食堂がなくなり、昼食時にはエレベーターの混雑でコンビニに行くにも一苦労、という状況がありました。
その課題感をきっかけに、他社の総務担当者様へのヒアリングや、他社サービスの試験導入を重ねていく中で見えてきたのが、お昼時の外出の手間や費用の負担、昼食の選択肢の少なさなどオフィスの昼食環境に対する潜在的な不満でした。さらに休憩室での社員の行動を観察してみると、お弁当やパンに「+1品」としてスープを購入しているケースが多いことに気づきました。
そこから、市販のスープを飲み比べながら、
「美味しいけれど、まだ改善できる余地がある」
「もっと食体験として満足度を高められるのではないか」
という発想につながっていきました。

中村屋だからこそ提供できる価値

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― 「Office Stand By You」には、中村屋らしさがどのように表れていると感じますか?

独創性と社会奉仕の精神で経営を行った創業者の信念が、今日の中村屋の土台となっています。その精神は、「真の価値を追求し、その喜びを分かち合う」という現在の経営理念にも脈々と受け継がれています。
スープに特化している点も、本サービスの大きな特徴です。スープだからこそメインの食事や気分に合わせて選ぶことができ、それぞれの食事や働き方に寄り添いながら、食事の時間や彩りを豊かにし、満足度を高める役割を担っています。素材の味を引き出した味わいや具材がゴロっと入ったスープは、長年培ってきた中村屋のレトルト製造の技術力と、シェフによる商品開発力の賜物です。
「圧倒的な味の安心感」は、他社には簡単に真似できない中村屋ならではの強みだと感じています。

利用者の声が教えてくれた、BtoBの手応え

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― 実際に導入された企業様や利用者からは、どのような反応がありましたか?

印象的だったのは、寒いバックヤードで働く販売スタッフの方から、
「クラムチャウダーが本当に美味しい」
「身体が温まって助かる」
といった声をいただいたことです。“意図した価値が利用者に伝わっている“と実感しました。BtoB事業では、エンドユーザーの反応を直接目にする機会が限られます。その中で、試食会などを通じて生の声を聞けることは、ものづくりの会社として非常に貴重な経験です。
試食会では、スープカリーや胡麻坦々スープなど食べ応えのあるメニューには男性の関心も高く、豚汁は「お弁当に一番合う」といった声から、和風スープの人気の高さも見えてきました。洋風だけでなく和風や中華風のスープのラインナップも拡充することで“ほっとできる味”の価値を、あらためて実感しています。

「おいしい」で、オフィスの未来を支えていく

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― 今後、このサービスを通じてどのような未来を描いていますか?

私たちのビジョンは、「おいしい」でオフィスを笑顔にすることです。
全国の企業様の健康やエンゲージメント向上に貢献し、
「ここで働きたい」と思えるオフィス環境づくりの一助になれたらと考えています。
数年後を見据えれば、サービス形態やラインナップは変化していくかもしれません。
それでも、「今日はどのスープにしようか」と選ぶ時間そのものが、働く人の楽しみになるような存在であり続けたいですね。

― 本日はありがとうございました。

株式会社 新宿中村屋
文化・事業創造室
内田 龍也 様
入居の窓口サイトは こちら

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