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2025.12.19

【掲載会社インタビュー】株式会社オリバー

オフィスに「物語」を。

―株式会社オリバーが描く、唯一無二の空間づくり―

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家具什器の製造から始まり、今ではオフィス空間全体のデザイン・設計・施工までを手掛ける株式会社オリバー。
その原点は「ありものを売るのではなく、お客様が本当に使いたいものを形にする」という徹底したお客様志向。特注造作に強みを持ち、働く環境に合わせた唯一無二のプロダクトを生み出す姿勢は、オフィスづくりの常識を軽やかに更新し続けています。

進化の軌跡と、社員が守り続ける価値観。その答えを、オリバーの馬庭さんに伺いました。

お客様の声を真摯に「聞く」ことから広がるフィールド

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―御社の魅力と強みを教えてください。

オリバーのものづくりは、お客様の声を丁寧に聴くことから始まります。私たち営業が口にする問いは、「これはいかがですか?」ではなく、「何を実現したいですか?」「どのような姿を目指していますか?」。

オーダーメイドから始まったオリバーの歩みは、既製品を並べるのではなく、使い手の声に耳を傾け、必要な機能や心地よさを形にしてきました。
その延長線上に、空間全体のデザイン・設計・施工へと広がる必然があったのです。

「ラグジュアリーを作るというより、お客様の“こだわり”を実現するオンリーワンのプロダクトをつくる。」この哲学は、特注造作の圧倒的な経験値に裏打ちされています。家具づくりの枠を超え、働く空間そのものを編み直す提案力、それがオリバーの強みです。

―「体感型オフィス」の運用はどのようなきっかけで始められたのでしょうか?

西葛西のオフィスでは、時代の働き方に即したレイアウトへの大胆な転換(島型から長机への変更、役員席の撤廃、コロナ禍を経たテレワーク対応)を重ね、「働き方を更新し続ける場」を自ら設計・運用。若手の声を拾う文化が根づき、ボトムアップの改善が継続的に進む土壌が育っています。

また、2019年の西葛西オフィス改装では、当時は珍しい六角形の上下昇降デスクのみでレイアウトするというチャレンジが話題になりました。テーマは「Life Up×Resort Work」。オリジナルアートの導入をはじめとし、モニター格納機能がある家具を目玉商品として遊び心で造作。その自由な発想に満ちた仕掛けが、多くの企業から商品化要望を集め、なんとその後一部の造作家具は既製品として販売されるようになりました。さらに、その当時まだ一般的ではなかったケーブルマネジメントを徹底し、Type‑C対応型の造作家具を作り、「配線類が一切見えない美しさ」をとことん追求したことでも注目を集めました。

地域の特性を生かした提案力

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―これまで手掛けられたプロジェクトの中で、特に印象的な事例やお客様から高く評価されたポイントを教えてください。

当社の強みは、決められた世界観の中で精緻に差し込む造作と、エリアの特色を活かした提案力だと思います。

鉄道事業者向けのオフィスでは、手動改札台をモチーフにした什器設置や、バス停サインを調達して設置するという物語性を持つ空間提案が高く評価され、導入に至りました。

実は、いまオリバーがオフィスを構える日本橋のビルも築57年の歴史ある建物です。このレトロなビルでは、あえて躯体を見せる設計で「日本橋」というエリア特性を空間に刻み込みました。企業の紡いできた歴史と物語、そしてそのエリアの特色を重視するオリバーの姿勢がお客様から高い支持を受けています。

チームワークが育てる人材――“可視化”が誇りになる

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「体感型オフィス」の取り組み等を経て、御社が誇る人材の特徴を教えてください。

オリバーは、日々の業務で成果・成長を実感できる喜びと、オープンで風通しの良い文化を大切にしています。営業、積算・施工、デザイン、設計など複数部門が連携し、プロジェクトには専任PMが伴走します。

「みんなで育てる」という姿勢のもと、早い段階から責任を持って成長する機会が与えられます。互いの持つスキル、知識、経験を最大限活用しながら、助けあい、寄り添いあう社風が居心地の良さだと感じています。

全社員がお客様の声を丁寧に聴くことを徹底する。このシンプルな原則が、品質を底上げしていると感じます。

これからの10年:デジタルと空間の掛け合わせ

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―今後のビジョンについて教えてください。

オリバーは「デジタルインテリアソリューションプロバイダー」を掲げ、俗人的になりがちな空間づくりを先端技術で標準化・高度化する構想を加速するビジョンを掲げています。空間のVRデザインに関する社内認定制度を設け、リスキリングを推進することで自社の業務効率化にとどめず、お客様の業務効率とクオリティ向上へつなぐための投資を続けています。

新しいものを生み出す力、それは「人」と「技術」が出会う瞬間に生まれます。
その掛け算が、やがて「デジタル」と「空間」を結びつけ、新たな価値創出の可能性を広げていきますしかし、私たちはどれほど未来が進化しても、原点は変わらないと信じています。

オンリーワンの空間づくりは、いつだって“聞くこと”から始まります。
「お客様の想いに耳を澄ませ、声を拾い、それを形にする」。

オリバーの挑戦は、これからも続きます。

―今後リリースされるサービス等があれば教えてください。

オリバーのFSC®認証家具シリーズ「+U(プラスユー)」が2025年12月リリース予定です。
CO₂総排出量実質ゼロを実現する「ゼロカーボンファニチャー」や、天然木さながらの質感を持つイタリア製プレミアムメラミン天板など、“Universal, but Unique ─ 普遍的、だけど普通じゃない”オリジナル家具が多数掲載されています。

ぜひ、ご覧ください。

「+U」 Webサイト

https://www.oliverinc.co.jp/products/plus-u/

―本日は、ありがとうございました。

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株式会社オリバー

営業統括本部 WPS開発推進部 WPS開発部

ダイレクトマーケティング課 リーダー

馬庭 健汰 様

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